衣食住の中の住まい
人間にとって基本的な必要は「衣食住」です。衣食住での必要が満たされていれば、人間が人間らしく、そして幸せに生きるための基本的な土台はあるということになります。
このなかで、今回はとりわけ「住」つまり「住まい」について考えることができました。
生まれてから親元から独立するまで、住まいについて考える責任は主に自分ではなく、親にあります。
しかし、親元から独立して、一人暮らしを始めるようになると、自分で住まいについて考えるようになります。
賃貸アパートを借りる場合の家賃が出費に占める割合は一番大きいでしょう。
ローンを組んでマンションなり、一戸建てなりを購入する場合にしても、ローン返済は経済面で大きな負担になります。
それだけ人が住まいにお金と時間をかけるのはどうしてでしょうか。
それは、やはりどれだけ快適な住まいに住めるかということが生活の質の向上そのものを意味するからでしょう。
お金があればあるだけ、より快適な住まいに住むことが可能になります。
快適な住まいに住むことができれば、それだけ身体的にも精神的にも余裕が生まれ、健康でいやすくなります。
また、仕事以外で家にいる時間が長くなるので、それだけ家の中で居心地を重視することになります。
居住性は、住まいの快適さを左右する大事な部分です。
時には、外部環境が居住性を脅かすこともあります。
外からの騒音やにおい、ペットなどが問題になることもあれば、近所の人との関係もかかわってきます。
快適な住まいを探究する人間の努力に終わりはないのです。