一人暮らしをしよう
中学生か高校生の頃、親に「もういつまで起きているの!早く寝なさい」と言われ、「ああ、早く一人暮らしがしたいなぁ」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。大学進学や就職、結婚をきっかけに親元から独立して一人暮らしするようになって初めて、自分一人の住まいを持つことができ、味わうことのできる自由と開放感。
何とも言えないものがあります。
進学した大学や就職した会社が自宅のすぐ近くである場合、親と一緒に住み続ける人も多いですが、それでも私はあえて一人暮らしを一度は試してみることをお勧めしてみたいと思います。
いえ、別に一人暮らしでなくてもいいのですが、親元から離れて別の住まいを持つことが大切なのです。
親元にずっと一緒に暮らしていると、別に何が悪いというわけではありませんが、どうしても親への甘えが出てきてしまいます。
経済面でもそうですし、炊事・洗濯・掃除といった家事の面でも親に多くのことを助けられています。
また、住まいの防犯対策も親にまかせっきりということが多いでしょう。
親元から離れることによって、色々な面で自立できるのです。
今まで、当たり前のように思っていた親からの助けがないので、すべてを自分ですることになります。
もちろん、部屋探しの段階から自分の力ですべてを行なうことが必要です。
不動産屋さんに行くなり、ネットで探すなり方法はいくらでもあります。
また、引っ越しの手配もすべて自分で行ないましょう。
一人暮らしをしたら、あなたの代わりにご飯を作ったり、掃除をしたり、洗濯をしてくれる人はいません。
すべて自分でやることになりますが、そのようにして生活能力を高めることができます。
若い人の中には、自分で早起きして毎朝お弁当作りを自分でしている人もいます。
これから一人暮らしを始めるのに克服しなければならない課題を一つずつ見ていきます。
これによって一人でも多くの若い人が一人暮らしを始めるきっかけになれば幸いです。